《石川》特集:2018年度日本建築学会北陸支部総会・大会・70周年記念式典in石川■全体報告
AH! vol.64 - 2018/10/03《from 石川支所》
須田 達/金沢工業大学建築学部建築学科 准教授
□準備
2018年度北陸支部大会開催に向けて、前年の2017年9月に研究委員会にて大会の内容、論文の募集要項などが検討され、併せて本年度は北陸支部70周年の節目となるため、記念誌の作成と記念事業の開催が提案された。同年10月に合同委員会にて、研究発表会のトピックステーマを「温故知新-雪と建築」とし、総会および支部大会のプログラムの概要が決定された。その後、金沢工業大学の教員を中心に実行委員会を組織し、研究発表のプログラム編成、会場設営・案内掲示等の事前準備、当日運営に関する詳細を決定した。
□総会
出席者は68名(参加者19名、委任状49名)で、1026名の北陸支部建築学会会員の1/30の35名以上であり総会成立が確認された。支部長を議長とし、石川支所事務局を司会として総会が開催され、2017年度の事業、決算、会計監査の報告がなされた。続いて2018年度の事業計画案、収支予算案が議決された。
□準備
2018年度北陸支部大会開催に向けて、前年の2017年9月に研究委員会にて大会の内容、論文の募集要項などが検討され、併せて本年度は北陸支部70周年の節目となるため、記念誌の作成と記念事業の開催が提案された。同年10月に合同委員会にて、研究発表会のトピックステーマを「温故知新-雪と建築」とし、総会および支部大会のプログラムの概要が決定された。その後、金沢子業大学の教員を中心に実行委員会を組織し、研究発表のプログラム編成、会場設営・案内掲示等の事前準備、当日運営に関する詳細を決定した。
□総会
出席者は68名(参加者19名、委任状49名)で、1026名の北陸支部建築学会会員の1/30の35名以上であり総会成立が確認された。支部長を議長とし、石川支所事務局を司会として総会が開催され、2017年度の事業、決算、会計監査の報告がなされた。続いて2018年度の事業計画案、収支予算案が議決された。
□基調講演会
基調講演会として、「信頼に応える建築界を目指して」をテーマに、日本建築学会会長/早稲田大学教授の古谷誠章先生にご講演いただいた。はじめに、建築界が一丸となり地域と世界の視点を併せ持つ信頼される日本の建築学の再興を理念とした日本建築学会の新たな取り組みをご説明された。さらにご自身で取り組まれた様々なプロジェクトを紹介され、具体的な事例をとおして地域の再生や活性化についてお話しになった。参加者は、北陸支部大会参加者に加え、金沢工業大学建築・建築デザイン学科の学部生・大学院生も加え盛況であった。
□70周年記念事業
今年は北陸支部70周年の節目の年となり、70周年記念式典と祝賀会が執り行われた。西村事業委員長の挨拶に始まり、これに際して作成された記念誌に基づいて支部活動のあゆみや研究活動の動向などが紹介された。また歴代支部長をはじめとする北陸支部の活動に尽力された功労者を表彰し、賞状と記念品が贈られた。その後、祝賀会は会場を変えて、白山前支部長、古谷会長の挨拶に始まり、金沢工大軽音サークルによるJAZZ演奏も行われ盛況に終わった。
□研究発表会
研究報告集はCD-Rとし、投稿はPDFによる電子投稿によるもので178件であった。材料・構造系:29件(うち、若手15件、奨励研究1件)と環境系:24件(うち、若手17件)をそれぞれ2教室、計画系:125件(うち、若手32件、奨励研究2件)を4教室で発表が行われ、総計155名の参加者によって活発に議論された。
□学生による語り合いのシンポジオン
シンポジオンでは、学生諸君の精力的な活動について話題提供の場を設け、語り合いと自由討議により参加者全員で交流することを目的としている。今回のシンポジオンは、福井大学、富山大学、金沢工業大学より5チーム、総勢35名の参加があった。まず各チームより話題提供があり、日頃の建築活動についてプレゼンテーションされた。その後は各ブースに分かれて、自由討議をしながら全体の交流が深められた。
□若手プレゼンテーション賞表彰式・閉会式
若手優秀プレゼンテーション賞対象者の発表の採点集計を研究会と同時進行で実施し、当日の事業・研究合同委員会において選考を行い構造・材料系3名、環境系3名、計画系8名が選ばれた。閉会式では、永野支部長から若手プレゼンテーション賞受賞者への表彰が行われ、最後に永野支部長のあいさつと、富山大学の大氏先生より次期開催に向けた決意を述べていただき閉会した。
□併設行事
7月7日(土)、8日(日)の両日、2017年度北陸建築文化賞受賞作品展示、2017年度支部共通事業設計競技優秀作品展示、北陸支部大学高専卒業設計優秀作品展示が開催された。
□実行委員
石川支所役員会において全体計画を立案し、各担当責任者のもと運営した。
【 総 括 】:西村 督
【 会 計 】:山岸 邦彰
【プログラム】:須田 達
【 作品展示 】:下川 雄一
【 会場設営 】:山崎 幹泰
【 総 会 】:西村 督、永野 紳一郎
【 講演会 】:須田 達